男性が演じる女性がリアル!「リリーのすべて」は主役の演技力がすごい

   

リリーのすべて

光る演技力!「ファンタスティックビースト」のあの人が主役を演じる

実在した1920年代のトランスジェンダーの画家を描いたこの映画。「ファンタスティックビースト」でも主役を演じたエディ・レッドメインが主役を務め、素晴らしい演技力を見せつけてくれました。いったいどのような演技が良かったのでしょうか?詳しくお伝えしていきます。




あらすじ


有名画家のアイナーとまだまだ無名の画家である妻のゲルダ。2人は画家としての身分は違えど仲良く2人の結婚生活を送っていた。しかしいくらゲルダが自信で描いた絵を持って行っても「売れない」と言われるばかり。ゲルダはそのたびに落ち込む。

ある日ゲルダが頼んでいたモデルが来れなくなり、たまたまそこにいた夫のアイナ―にタイツを履いて女性モデルの変わりをするようにお願いをする。もともと中世的であったアイナ―はよく似合っており、アイナ―自身もまんざらではなかった。

そしてとある日、2人はパーティーに出席することになる。そこでゲルダがアイナ―に提案をする。「あなた女装して行ってみる?」

ほんの遊び心のつもりであったゲルダだが、このことがきっかけで徐々にアイナ―の女性性が目覚め始めていく・・・。

キャスト

監督:トム・フーパ―

リリー/アイナ―・ヴェイナー:エディ・レッドメイン
ゲルダ・ヴェイナー:アリシア・ヴィキャンデル

ハンス・アクスギル:マティアス・スーナールツ
ヘンリク・サンダール:ベン・ウィショー
ウラ:アンバー・ハード
ヴァルネクロス:セバスチャン・コッホ
エルサ:エメラルド・フェネル
ラスムッセン:エイドリアン・シアー

すべて実話!アイナ―を演じるエディの演技力が高いその理由とは?

リリーのすべて2
出典:http://natalie.mu/

実在した画家アイナ―・ヴェイダーとその妻ゲルダを描いたこの作品。実話ということと主役のエディ・レッドメインの演技がとても話題になりました。その内容を詳しくお伝えします。

主役は「ファンタスティックビースト」のあの人!

この映画の主役を演じた人物、それは昨年公開した大ヒット作「ファンタスティックビーストと魔法使いの旅」で主役を演じたエディ・レッドメインなんです。

この「リリーのすべて」の方が公開は先でしたが、日本での公開は同じ2016年の作品。同時期の作品にもかかわらず「本当に同じ俳優さん?」と思うほど別人なのです。ファンタスティックビーストでは少しおどおどした感じの人物。対してこの映画では中性的な、でもどこか堂々とした芸術家の佇まいを見事に演じきっているのです。

私は最初そのことに気付かず、途中で気づいて思わず一時停止をして、演じている人の名前が同じか調べてしまいました。それくらい全くの別人に見えます。

アイナ―からリリーへ、女性になる演技

この映画では男性であるアイナ―が自分の女性らしさを徐々に自覚していき、最後は性転換手術を受けることを決断します。そのため、途中からアイナ―は女性の格好をしていくのですがその過程の演技がとてもリアルなんです。

最近テレビでオネェタレントの方などが出ていますが、人によってその完成度に個人差がありませんか?スタンスにもよりますが、仕草や顔にどこか男性らしさが残っていたり・・・。完璧に女性になるのは難しいのかなと思っていました。しかし、そのイメージはこのエディの演技で覆りました。

エディは役で女性になっているため手術などは受けていません。また、彼自身も男性として生き女性と結婚もしているので、女性になったことはありません。にもかかわらず、しぐさや表情がもはや女性そのものなんです。特にウィッグをかぶって化粧をしてパーティーに行くシーンは戸惑いが見えつつもオシャレを楽しむ女性そのもの。そのエディの演技力に感動しました!

すべて1920年代の実話!この時代に性転換をすること

この映画はすべて実話です。1920年代のデンマークに実在した画家夫婦の話です。今でこそLGBTやトランスジェンダーに対する理解は広まっていますが、この時代ではかなりめずらしい話。だからこそ、本当に大変だったんだろうなあということが映画を通して伝わってきます。

例えば、性転換手術を行ったものの2人が住んでいたデンマークは、性転換後のアイナ―とゲルダの婚姻関係を認めず婚姻を無効にしてしまいました。そのことがきっかけで実際に2人は別々に生きていくことになるのです。

デンマークのある北欧といえば教育や福祉が進んでいる暮らしやすい国のイメージがあったので、私はこの事実を知ってとても驚きました。「今の時代に生れてよかったなあ」とも思わせてくれる映画です。

最後に

1920年代に生きたトランスジェンダーの夫とその妻を描いたこの映画。主人公のアイナ―を演じたエディ・レッドメインの演技が素晴らしく、この人だから良い映画になったんだ、とまで感じる演技力の高い映画でした。実際の実話というのもリアリティがありますね。気になる人はぜひチェックしてみてください。

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