賛否両論!「アズミハルコは行方不明」から女性へのメッセージとは?

   

アズミハルコは行方不明

バラバラな時系列の意味は?この映画で伝えたかったことは何?

面白そうなタイトルではあるものの実際は賛否両論が多かったこの映画。その理由は時系列にありました。バラバラな時系列は本当はどのような順だったのか?それを理解すると見えてくるメッセージとは?気になる点をお伝えします。これを読めばスッキリと映画を見終えることが出来ますよ。




あらすじ

ある日突然街中にとあるグラフィティーアートが出現した。それは行方不明中の女性の写真を使用したもので、「キルロイ」と名乗るアート集団の仕業であった。その「キルロイ」の正体は同級生同士であるユキオ・学・愛菜の3人組である。

そのグラフィティーアートの写真の女性は安曇春子・28歳。地元の小さい会社で事務をしている。地元はかなり小さく、コンビニに行っても薬局に行っても同級生と遭遇する。トイレットペーパーを買いに行った薬局で疎遠になっていた同級生・曽我と再会し、男女の関係になった。そんな彼女がなぜ失踪したのか、いまどこにいるのかは誰も知らない。

安曇春子の失踪の少し前、「少女ギャング団」というものがたびたびニュースになっていた。夜道を1人で歩いている男性を襲い集団暴行を加えるという。「男性の夜道の1人歩きは控えましょう」という異例の通告がなされるほど。彼女らはいったい何が目的なのだろうか、それはまだ誰にも分からない。

一見関係のなさそうなこの3つの事件がアズミハルコを中心につながっていくー。

キャスト

監督:松居大悟

安曇春子:蒼井優
木南愛菜:高畑充希

曽我雄二:石崎ひゅーい
富樫ユキオ:太賀
三橋学:葉山奨之
今井えり:菊池亜希子
警察官:加瀬亮

by カエレバ

すべての戦う女性へーアズミハルコの失踪から見えるメッセージ

アズミハルコは行方不明2
出典:http://azumiharuko.com/

「おもしろそうだな」と思わせるこのタイトル。しかし実際の内容は賛否両論がありました。その理由は一体何なのでしょうか?また、時系列をバラバラにしてでも映画が伝えたかったメッセージとは何だったのでしょうか?

賛否両論の理由は時系列がバラバラだから!

少しサブカル風なタイトルに、ポスターもグラフィティーアートが用いられた映画の雰囲気。そこに惹かれてみた人も多いこの映画ですが、感想は賛否両論でした。その理由は「作中の時系列がバラバラだから」!

物語は3つの事件を軸にして進みます。アズミハルコの失踪、愛菜たちのアート事件、少女ギャング団の暴行事件。映画ではこの3つが最初のシーンから入り乱れて描かれています。例えばハルコの失踪前にアートを描くシーンが出てきたり。実際はアズミハルコの失踪が少し前の過去、愛菜たちのアート事件がいま現在、そして少女ギャング団がその両方に存在する事件です。

アズミハルコの失踪ポスターがアートになる時点で時系列は分かるのですが、一番最後のシーンが最初に出てきたり、最後まで見ないと分からなくなっています。そのため私も鑑賞中は混乱はしましたが、「あのシーンはこういうことだったのか!」と劇中にすべてわかる流れになっているので鑑賞後はスッキリとしていました。

「とと姉ちゃん」などの高畑充希がウザいギャル?!

話題の若手俳優さんたちがたくさん出ているこの映画。その中でも高畑充希さんがウザいギャルを演じていたのが印象的でした。

高畑充希さんと言えば、「とと姉ちゃん」でのしっかり者の役、「植物図鑑」でのかわいらしい女の子などの役が多かったと思います。今までとは打って変わって今回はギャルでしかもかなりウザい。でもそのウザさがかなりリアルだったんです。

例えば恋人になったユキオにしつこくLINEを送るシーン。既読になっているけれど返事が来ない。でも何回も送る。でも返事は来ない。そしてちょっとキレ気味に・・・。というものすごく自分本位で恋愛体質な姿がリアルでした。「こういう役もするんだな」と新たな一面を見た瞬間でした。

すべての戦う女性が勇気づけられる結末(ネタバレあり)

映画は時系列がバラバラではありますが、やはり主人公・アズミハルコを中心に物語は進みます。ではアズミハルコは失踪することで何をしたかったのか?それは「戦う女性を勇気づける」ことだと私は思いました。

この映画に出てくる男性はろくでもないやつばかりです。浮気するハルコの彼氏・曽我、愛菜のことを都合の良い女扱いするユキオ、若くないことを理由に女性社員の悪口を言いまくるハルコの勤め先の社長たち・・・。そんな男たちに翻弄されているハルコと愛菜。でもここは閉鎖的な田舎なので、これが当たり前なのです。

しかし、ハルコは恋人の浮気がきっかけで変わります。人生全てやり直すことを決意し、その結果が失踪だったのです。現実世界でも男社会な部分はまだまだあり悔しい思いをすることも多いです。でもそんな状況を変えようとハルコは行動に移しました。それが失踪という形であれ、人生が良くなるのならばきっかけの行動なんて何でもいいんだな、と思わせてくれました。

最後に

タイトルや内容から気になる人の多かった映画。公開後は賛否両論もありましたが、時系列をきちんと理解すればおもしろい、メッセージ性の強い映画でした。内容だけでなく役者陣の演技、とくに高畑充希さんには注目です!女性ならきっと勇気づけられますよ。ぜひチェックしてみてくださいね。

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