ゾンビとのバトルなのに感動する?!「アイアムアヒーロー」ヒットの理由

   

アイアムヒーロー

人間ドラマが潜むゾンビ映画「アイアムアヒーロー」とは?

ゾンビのようになった人々・ZQNとの戦いを描いた「アイアムアヒーロー」。ヒットの理由は原作に忠実な役者陣だけでなく、戦いの中に潜む主人公の成長ぶりにありました。その見どころをお伝えします!これを見ればゾンビ映画のイメージが変わりますよ。




あらすじ


マンガ家のアシスタントをしている鈴木英雄。自身もマンガで賞を受賞したこともあるが、それはもう15年前のこと。同じ時期に賞を取ったマンガ家の中田コロリは超人気漫画家。そんななかなか芽が出ない状況に彼女のてっこ(徹子)にまで愛想をつかされており、ついには喧嘩に発展し同棲するアパートを追い出された。

一晩あけて、てっこから謝罪の電話がきたが様子がおかしい。急いでアパートに戻った英雄だが、そこにはゾンビのように豹変したてっこの姿があった。間一髪で逃げ切った英雄だったが、街を歩いてもてっこのようにゾンビになった人=ZQN(ゾキュン)だらけ。

「一体どうなっているんだ・・・」と戸惑う英雄。「とりあえずこの場から逃げよう」と乗ったタクシーで同じく逃げる女子高生・比呂美と出会う。必死に逃げるが、相乗りした男性がすでにZQNに嚙まれたあとだった・・・。

キャスト

監督:佐藤信介
原作:『アイアムアヒーロー』花沢健吾

鈴木英雄:大泉洋
早狩比呂美:有村架純

藪(小田つぐみ):長澤まさみ
伊浦:吉沢悠
サンゴ:岡田義徳
アベサン:徳井優
中田コロリ:片桐仁
黒川徹子:片瀬那奈
三谷:塚地武雅

ゾンビ映画なのにちょっと感動「アイアムアヒーロー」の見どころは?

アイアムヒーロー2

邦画には珍しいゾンビ(ZQN)パニックを描いた「アイアムアヒーロー」。そのヒットの理由には原作に忠実な役者陣と、ゾンビ映画に潜んだ人間ドラマがありました。その内容を詳しくお伝えしていきます!

大泉洋に片桐仁・・・原作にそっくりすぎる役者陣

「アイアムアヒーロー」はマンガ原作の作品です。原作がある作品の映像化というのは原作ファンから賛否両論の意見が上がることが多いもの。時代設定が少し変えられていたり、主人公が原作のイメージと正反対の役者さんであったり。好きな作品だからこそ、世界観を大切にしてほしいと思いますよね。しかし、この映画は原作ファンから好感がかなり高かったのです。

その理由はキャラクターたちと役者仁のそっくりさ。特に英雄の知り合いのマンガ家・中田コロリを演じた片桐仁さんは「かなり似ている」と評判が高いのです。「この人がいるから実写化に踏み切ったのでは?」と言われているほど。私も原作を知らなかったので画像検索で見ましたが「似すぎ!」と驚きました。原作を知らない方はぜひこの中田コロリの画像だけでも確認してから見てください!

最後の激闘シーンがスカッとする!情けない英雄が変わる瞬間

この映画の見どころは何と言っても最後の英雄とZQNたちの激闘シーン。その中での主人公・英雄の変わりようが何よりも感動するんです。

英雄はもともとパッとしない雰囲気の人物でした。マンガ家として芽が出ないうえにアシスタント仲間からも見下され、さらには彼女のてっこからも見放される・・・これだけ見てもなかなか幸せになれなさそうな人生です。しかし、だからこそ彼が最後にショッピングモールでZQNと銃で戦うシーンの表情はグッときます。

というのも、英雄はクレーン射撃の趣味があり、銃所持の許可書を取って趣味のクレーン射撃を楽しんでいました。それが今回のバトルで良い武器になるのですが、英雄はZQN相手であってもなかなか撃てません。そんなヘタレだった英雄が最後は仲間を守るために銃を使ってZQNを倒していく・・・。その姿は勇気づけられるものがありました。

ゾンビ映画なのにどこかワクワクする・・・その理由は密かに繰り広げられる人間ドラマ

この映画は典型的なゾンビ映画です。原因は分からないまま突如ゾンビが大量発生して、巻き込まれた主人公がゾンビと戦いながら日常を取り戻そうと奮闘する・・・今までのゾンビ映画「死霊のはらわた」などと設定は似ています。しかし、この映画はゾンビ映画なのになぜかワクワクする・・・その理由は密かに繰り広げられている人間ドラマにありました。

先ほどのトピックで述べたように、パッとしない英雄は後半に向かうにつれてどんどんたくましくなっていきます。それだけでなく長澤まさみ演じる藪も変わっていきます。彼女は看護師で「患者さんを助けられなかった」と悩んでいたのですが、英雄・比呂美と出会い、比呂美を英雄とともに守ろうと強い女性に変わっていきます。その変化が映画のアクセントとなって、ひと味違うゾンビ映画になっていると感じました。

最後ZQNを倒すもののショッピングモールから逃げただけで日本からZQNがいなくなったわけではない。にもかかわらず、街中へ向かう英雄たちの姿に、「これからもどう成長していくのだろうか」と期待が持てました。

最後に

ゾンビと戦うシーンを楽しむものが多いゾンビ映画。しかし、「アイアムアヒーロー」はZQNとの戦いと人間ドラマを描いた新しいゾンビ映画でした。特に大泉洋さん演じる英雄の変化に注目です!気になる方はぜひチェックしてみてください。

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